風俗版マッチングアプリが優秀すぎる件【2022年・アナログ風俗を卒業】

【女性向け風俗ライター・蘭姐麗(らんじぇりー)】シングルマザーのハローワーク 風俗嬢になった私・・・

賢者たちの風俗回顧録「あの頃は若かった」

アダルト業界に身を置き第一線で活躍する賢者たちが、懐旧の情に駆られながら、若かりし日の風俗体験について語りつくすこのコラム。

今回は、34歳で離婚を経験しシングルマザーとなったことで女性向け風俗を体験。現在はその経験を活かしてミドルエイジの女性向けアダルト情報サイト「さろん・ど・らんじぇりー」の管理者・ライターとして活躍中の蘭姐麗(らんじぇりー)さんです。

保育園へお子さんをお迎えに行った時に、女の子から言われた言葉がきっかけで女性向け風俗と出会い、その経験を活かしてデリヘルのキャストに転じて金銭的にも余裕が出てきた時での新型コロナ禍。。。
シングルマザーとして、紆余曲折あった蘭姐麗(らんじぇりー)さんの風俗体験とはどんなものだったのか?

今だから話せる半生と風俗体験を語っていただきました。

34歳で離婚。3歳の子供と共にシングルマザーへ。

私は34歳、子供が3歳の時に離婚しました。

たった1人で頑張っておられるひとり親の方と比べると実家に住むことが出来て両親のサポートにも恵まれています。
結婚してからの夫は束縛やDV傾向が強くなり、私は常に怯えていて性欲や軽い下ネタにさえ拒否反応が出てしまうほど塞ぎこんでしまいました。

素の自分を取り戻すには離婚しかないと思いました。

子供が保育園の頃、近所で月曜から金曜の9時から15時まで週5日勤務の給食調理のパートをしていました。

送り迎えや家事との負担が少ない事を重視して仕事を選んだのですが、職場にいたシングルマザーの先輩たちは、正社員になっても複数の仕事を掛け持ちし、昼夜休みなく働いている方がほとんどで正社員になったとしても仕事をいくつも掛け持ちしなければいけない状況に疑問を持ちました。

職場のメンバーは年齢層も幅広く、ヤンママ、お局、曲者オジサンと個性派揃いです。もめ事や派閥争いなどは日常茶飯事。

楽な持ち場が良いとか、誰々と組むと遅いからと文句ばかり。

給料は時給950円スタートで私は途中から調理師免許の資格を取り、2年間で時給1,000円まで上がりましたが頑張っても2年間で昇給たったの50円とは悲しくなります。
日給は約4,500円、月給は8万円前後。正社員になった場合の給与は手取り15万円ほど。

会社も副業を認めてはいましたが、体を壊して離職する方ばかり。
働いて良かった点は作った給食を頂くので栄養が偏らない事、料理の腕が上がる事です。

女の子に言われた言葉で女性向け風俗の存在を知る。

ある日の仕事帰りに子供を保育園にお迎えへ行くと、女の子に「〇〇君のママって靴も服も真っ黒で男みたい。ママとパパもダサイって。」と言われ唖然としました。

化粧は仕事で汗だくになるからほぼせず、髪の毛もゴムでまとめるだけ。

服も制服があるし、靴も保育園帰りに公園で子供と遊ぶ為に汚れても洗えるスニーカーで十分。
休日も出かけるのは公園かスーパーですし、おしゃれをする発想を忘れてしまう位お金も気持ちも余裕がありませんでした。

子供の言う事は実に悪気なく正直です。
ですが女の子の両親が言ったことは腹が立ち「ダサイママ」と言われて子供に申し訳なく情けなくなりました。

せめて経済的な余裕がもう少し欲しいと考え始めました。
その頃の保育園は妊娠出産ラッシュでお腹の大きなママがおり、子供から兄弟が欲しいと言われました。

その前にそうなる行為や相手もなく資格すら私は無くて困ったものだし、男性との深い付き合いは懲り懲りと思っていました。
ですが性的欲求や好奇心を封印するにはまだ早いと思い始め、ネットで色々検索し辿り着いたのが女性向け風俗の世界でした。

今から5年ほど前の話になりますが、まだお店も数えるほどで情報も少なく利用するのはとても勇気が要りました。

90分2万円にホテル代5,000円と交通費や諸々で約3万円の費用は当時の私にとっては贅沢すぎる額ですが、鬱病治療に通うよりずっと良いリハビリになるはずだ!と少ない給料も惜しまず使いました。

より良い職場を求めて転職。そして風俗業界へ。

子供が小学生になる頃に給食の仕事は辞め、不動産会社で事務職のパートに転職しました。

9時から18時まで週3~4日勤務で時給1,200円と少しは余裕が出来ました。

会社は少人数でアットホームな雰囲気でしたが怖いお局がいました。
私の前任者の記録を確認すると短期間の間に何人も辞めてしまっており、嫌な予感は的中。
初日からお局のいびりが始まるのです。
もっと良い会社無いかな・・・と毎日求人サイトとにらめっこをする日々。

そんな時期も相変わらず女性向け風俗には月に1~2回通っていました。

利用し始めて1年経った頃指名していた方が、男性キャストを育成して自分は運営側に回りたいと話されました。
その為に “施術モニター” として協力してほしいとお願いされたのです。

どちらかといえば私の経済状況を案じてくださったのですが、2016年冬これが風俗の仕事に関わる転機となりました。

風俗業界でのお仕事は試行錯誤の連続。

面接審査を合格したキャスト候補の男性と、オーナーと私の3人でラブホテルに行き、オイルマッサージや接客の手順をするわけですが、男2人女1人で入れるホテル探しから始まりました。

色々と手探りでのスタートでした。面接では真面目だったのに、講習では豹変する方や、想像していたより大変だと逃げ出す方もいてお店の看板となるキャストがなかなか現れませんでした。

他店はどうだろうと、“施術モニター” に応募し講習を受けました。

男性向け風俗を運営しているというお店でしたが、デリヘル嬢に教える事をキャスト候補と “施術モニター” に覚えてもらっているとの事で、私にとっては目からウロコの講習でした。

話の流れで、私がシングルマザーだと言うとグループのお店で働いてみませんか?と。
“施術モニター” の報酬よりも風俗嬢として生計を立てた方が良いし、素質があると言われたのです。

風俗は初めてだから、仕組みがわからないと言うと、お店の業態や報酬などを説明し、どこまでが自分に出来るのかが明確になってくればお仕事に就いて稼げるようになると言い、事務所の連絡先が書かれた名刺を頂き別れました。よくあるスカウトの話かもしれませんが、騙されているのではという気持ちなど不思議と沸いて来ませんでした。

とはいえ、すぐに風俗で働く決断は出来ませんでした。
そんな中、ブレイクしそうなキャスト候補が入って来たから講習を!とオーナーに呼ばれ、連日講習で忙しくなりました。

これまでの方とは本気度の違う方との講習で私も意識が変わりました。
真剣に向き合わねばと私生活や体調管理、性病検査も積極的に受けるようになりました。

デビューしたキャストさんのお仕事が順調という知らせを聞くと自分のことのように嬉しくもなりました。

キャストデビュー。経験を活かしてライターにも挑戦。

講習にも慣れてきたころ、ニッチな依頼があるのだけど行ってみないか?と接客へ行くようオーナーから提案されたのです。

いきなり男女のカップルのお客様の元に行くことになりました。80分で2万円の報酬だったと思います。これが実質私の “キャストデビュー” となるわけですが、ご希望のプレイスタイルと私の出来るサービスが

マッチングした為にトラブルも無くお役に立つことが出来たのです。

その頃女性向け風俗のポータルサイトでのライター募集が目に留まり、自分の経験した事を書き溜めていたのですが、投稿出来るところがあればと想いがあり応募しました。

そして、ライターとして体験取材やコラムなど1年ほど執筆させて頂きました。
働き方を色々見直してみようと、不動産屋を辞めてメンズエステで働くなど、少しずつアダルト寄りのお仕事にシフトしていきました。

仕事が安定してきた矢先、母が体調を崩し生活が一変。

働き方や報酬が安定してきた頃に母が体調を崩し、生活が急変しました。
救急搬送され生死を彷徨い、一命は取り止めましたが介護が必要な状況になってしまうかもしれないという状態でした。

子育てサポートをお願いしていた私としては母に無理をさせてしまったなと責任を感じました。
家事、子育ての時間も確保しながら効率的に働かなくてはと考えました。
子育てと介護がダブルで来たら・・・そういう想定も頭の片隅に置くようになりました。

親の介護をしている友人に相談すると、実はデリヘルを始めたと打ち明けられました。

意外と優しいお客様が多いから一緒に働かない?誘われたのです。
店の名前を聞くと以前誘われたお店だったのです。

運命の流れに乗るべく入店を決め、お仕事も順調に入っていったのですが、そこへやって来たのが新型コロナウイルスの流行。

早い段階で休業を決めましたが、金銭的に余裕も少しは出来た事が決断の決め手でしたが、この先も仕事に戻れるかの不安が全く無かったわけではありません。

私はこのように行き当たりばったりの人生ですが、経済的精神的な自立を目指して職を模索して辿り着いたのが風俗のお仕事でした。

最後に坂本龍馬の格言を「人の世に道は一つということはない。道は百も千も万もある。」

一歩踏み出せたら、もう一歩・・・もう少しコチラの世界にお世話になります。

中高年向けアダルト情報サイト【さろん・ど・らんじぇりー】

蘭姐麗(らんじぇりー)
女性向け風俗ライター、アダルトサイト管理者
東京都出身。
シングルマザー。女性向け風俗の体験が人生を変え、40代未経験で風俗の扉を叩く。
「たまにイチャつきたくなる女」として風俗業に邁進中。

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